車検

車検

 
ふつう車検と呼ばれているものは、自動車検査登録制度を略したものです。自動車の所有者や使用者を公的に認めたり、検査によって自動車が保安基準に適合することを定期的に確認するために実施されているのが「自動車検査」すなわち「車検」です。これらを証明する公文書が「自動車検査証」すなわち「車検証」です。

有効期間の備わった「車検証」を携行することが法律で義務付けられています。そのため一定期間ごとに車検(継続検査)を受けなくては公道での走行ができないことになっています。

この車検を受けることを、車検を通す、車検証を更新する、と言うこともあります。車検証には、登録番号(軽自動車では車両番号)、車台番号、使用者・所有者、主要諸元、次回の検査(継続検査)の期限などが記載されています。

車検の有効期間は、自家用の乗用車と軽自動車が2年(ただし初回のみ3年)です。したがって、新車から、3年目、5年目、7年目…に継続検査(車検)を受けることになります。キャンピングカーなどの特種車(8ナンバー)の場合は、初回検査が2年となり、以後も2年ごとの車検が基本となります。

なお、フロントウィンドウにステッカー(検査標章)が貼られているのはご存知だと思います。これには、車検の有効期限が表示されています。小さな数字で「年」、大きな数字で「月」が表示されています。

したがって、有効期間が7月7日までの場合、ステッカーには大きな数字で「7」と表示されます。有効期間が月末まであるわけではないので、「車検証」を見て、よく日付を確認しておきましょう。(車内からステッカーの裏面でも確認可)

車

車検は、有効期間の満了する日から、その1か月まえの間に受けるのが一般的です。しかし、1か月以上まえでも受けることはできますが、よほどの事情がないかぎり(3か月の海外出張など)、1か月以上前に受けることはないでしょう。残っていた有効期間が消滅し、次回の2年間の有効期間が、車検を受けた日からになってしまうからです。

車検を受けずに、有効期限を過ぎてしまうと、いわゆる「車検切れ」の車になり、公道を走行することはできません。そうすると、車検を取り直さなければならなくなり、車の移送手続きなど、とてつもなく煩雑になります。いつもディ−ラーから連絡が来ると安心しきっている方も、注意は必要です。

よく勘違いをされる方がおられるのですが、愛車が車検を通ったからと言って、以後2年間の車の状態が保証されたわけではありません。継続検査(車検)は、あくまでも検査日の時点での、車両の状態が安全基準に適合していると認定されただけです。タイヤの溝の深さが翌月には基準を下回る場合だってあります。通常は、24か月定期点検と車検の時期は重複することになりますが、基本的にこの2つは全く別のものと考えるべきです。

その証拠に、24か月点検を受けずに車検を受けても、車検を通ることはあります。ただ、同じ時期に24か月点検も受けることになるので、車検を受けてから点検をするのはナンセンスなので、点検を済ませてから車検を受けるという段取りになります。

異常のあるクルマが街を走行していると非常に危険なので、法律によって定期点検が定められています。この法定点検が、12か月定期点検と24か月定期点検です。

いまクルマは壊れにくく出来ていますが、一定の距離を走行すれば、消耗する部品が出て来るのは避けられません。消耗したまま走りつづければ、安全走行を維持できなくなるという観点からも定期点検を省略することはできません。クルマのメンテナンスには、日頃から気を配りたいものです。