事故車

事故車について

 
事故車」という言葉は特に消費者にとって「欲しくない」と思う自動車の代表格ですが、時にこの「事故車」という言葉はひどくあいまいなものです。

一般的な人が考える事故車の定義としては「事故を起こしたことがある車」というようになりますが、じつはこの事故車の定義はあまり正しいものであるとは言えません。そこで「事故車の定義とは何なのか」を説明するにあたって、まず説明しなくてはならないのが「修復歴車」という言葉なのです。

さて、それでは修復歴車とは何かと言うと、これは「事故を起こしたことがある車」ということについては確かに当てはまる部分もあるのです。しかしこの修復歴車という言葉をより詳細に説明すると、これは「自動車の基本骨格部位を交換・修復した車」ということです。

一見すると「事故を起こして修理をしたのだから、事故車と言っても良いのではないか」と思われることもありますが、事故を起こした車というものにも程度があるのが実際です。

事故車

もし「事故車は本来の価値の7割になるのが妥当ですよ」というようになってしまうと、側面から衝突されて大きくへこんでしまった車と、坂道で停止することが出来ずに前の車にバンパーをぶつけてしまった二台の自動車が、全く同じ価格落ちということになってしまいます。

そうなってしまっては、自動車の価値を正確に算出するということはできなくなってしまいます。そうした事態を防ぐため、日本の中古車市場に携わる人が用いる中古自動車査定基準においては「修復歴車」という定義が設けられているのです。

それでは次に、先に述べた「基本骨格部位」について確認をしましょう。例えばボンネットタイプ自動車の場合、この基本骨格部位に該当する部品として挙げられるのは「サイドメンバー」、「クロスメンバー」、「インサイドパネル」、「ピラー」、「ダッシュパネル」、「ルーフパネル」、「フロア」、「トランクフロア」、「ラジエータコアサポート」の9つとなっています。

これらの部品のいずれか一つでも修理・交換をしたことがあるのであれば、それは「修復歴車」となり、価値の減少が発生することは間違いありません。

ここで気になるのが「どうして修復歴があると価値が下がるのか」ということですが、これは実際の市場において、修復歴を持つ自動車の故障率が非常に高いというのが理由なのです。

大小さまざまな故障を含めれば修復歴車の約4割が、販売された後で何らかの故障をしているというようになっていますから、そのリスクは決して無視できません。

さて、それではこれらの知識を「事故車の売却」においてはどう生かしていけるのかと言うと、何よりも重要になるのが「事故車の売却をする業者選び」です。

最近の大手買取業者などの場合はさほど心配はないのですが、それでも一部の業者は「事故車の売却だとどうしても価値は下がってしまいますね」というような言葉を使うことがあります。

それが「修復歴」のことを指しているのであれば良いのですが、修復歴に該当しないようなごく小さな事故だった場合、それは中古車市場において本来「事故車」としては呼ばれず、価値の低下もほとんど発生しないはずなのです。

もちろん「修復歴には当たらないものの明確に傷が残っている」のであれば価値は下がりますが、あたかも「事故車だから価値が大きく下がるのは仕方ない」というような語調で話す業者には要注意です。

もしそうしたことを言われたのであれば「でも修復歴は付いていませんよね」と言い返しましょう。そこでしっかりとした説明が無いのであれば、そこは残念ながら取引してはいけない業者です。

事故車ということで査定が厳しくなることはあっても、修復歴が無いのであれば、事故がそのまま価値が下がることに結び付くことはありません。もし事故を起こしてしまった後の車を売却する際には、こうしたポイントに常に注意をしておきましょう。

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