中古車の選び方

中古車の選び方

 
いまクルマを購入する方の約55%が、新車ではなく中古車を購入しています。古い・汚い・信用できないという時代は、徐々に解消されつつあります。それがまた、いま中古車が新車を凌ぐ人気を集めている証拠でしょう。

では、中古車の人気の秘密とはいったい何なのでしょうか? 中古車の魅力を語り出せば、語り尽くせないほど出てくるという方もおられるでしょうが、一番多い理由は、やはり「安い」ということに尽きるでしょう。

憧れのあの高級車が、あるいは予算オーバーであきらめていたワンランク上のクルマが、あるいは、もう生産停止になったあの名車も、中古車なら買うことができます。いま100万円では、新車なら軽自動車さえ買えないものがありますが、中古車ならメルセデス・ベンツだって買うことが出来ます。

お得な掘り出し物の中古車を手に入れるには、どうすればよいのでしょうか? しかしそのまえに、あわてずあせらず、新車と中古車のそれぞれのメリットとデメリットを考える必要があります。 

中古車を買ったあとで、やはり「新車を買えばよかった」などと後悔しないためにも、まずは冷静に中古車ののメリットとデメリットを考えてみましょう。それがまた、新車のメリットとデメリットということにもなります。

クルマ

1.中古車は「一物一価」である
 中古車は、「一物一価」であると言われます。「一物一価」というのは、中古車が新車と違って、一台一台コンディションや傷み具合が違い同じクルマは存在しないので、価格もそれぞれ違うという意味です。
 新車は、工場で生産されてからそのまま販売店に運ばれますので、全ての車でコンディションが同じものとみてよいものです。しかし、中古車は、前オーナーの走り方・走行距離・メンテナンスの具合によって、それぞれの車は全く違うコンディションのクルマに変化します。したがって、新車時のように、その車のブランド名だけに頼って購入することは、大きな危険が伴うことになります。

2.中古車は販売価格が変動する
 新車には、メーカー希望小売価格というものが設定されていまが、中古車には、定価がなく販売価格は変動します。しかも、中古車の場合は、同じ車種、同じグレードであっても、さまざまなコンディションに応じて価格は不統一でバラバラなものになります。このように、価格が変動してしまうのも、中古車のデメリットの一つに数えられるかもしれません。
 その価格の変動要因は、ボーナス商戦の時期、大学入学や就職時期など中古車の需要に応じて大きく上がるときなど、さまざまな季節要因などで需要と供給のバランスが崩れ、価格が上下します。特に人気の車種などは、値上がり幅が大きくなります。

3.中古車への要望には限界がある
 新車の場合は、ディ−ラーオプションやメーカーオプションがあり、メーカーオプションの場合は、オーダーされてから生産が開始されることもあり、ボディカラーを初めとしてさまざまな装備を、自分の好みの仕様に仕上げてもらうことができます。
 しかし、中古車の場合は言うまでもなく、すでに生産されてしまっている車であるため、販売店などでほんの少しのカスタマイズしかできないと思ったほうがよいでしょう。
 このため中古車を探すときには「ボディカラーは気に入っているけれども、装備が物足りない」「装備は充分だけど、ボディカラーが気に食わない」ということが、発生します。つまり、気に入ったクルマをなかなか見つけられなというデメリットは、あります。

4.中古車は納車が早い
 新車は、とくに人気の車種ですと、発注してから数か月待たされることも珍しくありません。その点、中古車は店頭にあるクルマを選べばよいだけですから、点検整備と名義変更をすればよいだけですから、格段に納車は早くなります。

5.中古車は生産終了のクルマが買える
 現在のモデルより以前のモデルのほうが気に入っていた、気に入っていた車種があったけれども生産を終了してしまった、などというときは基本的に中古車販売店で、気に入っていたクルマを探すしかありません。いま、どこの中古車販売店を探してもなければ、気長に待つしかありません。いまは、そういう車を予約登録しておくと、そのような車が市場に出てきた場合に教えてくれるサービスもありますので、そのようなものを利用するのも一つの手でしょう。

最後に、どうしても中古車を買ったあと、故障など整備費が多額にかかる不安のある方は、どうするか? これは、最近になって相当広く行き渡ってきた制度である「中古車の保証制度」のある車を購入しましょう。これは、いろいろなネーミングで保障制度のあるお店だということを、のぼりやポスターなどでお知らせしているので取扱い店かどうかわかります。また何も表示をしてなくても、保証をつけてくれるお店があるので、いちど販売店に確認してみましょう。

いまどき、保証のついてない中古車など買うべきではありません」と言っても、そう言い過ぎではないでしょう。