査定項目

中古車の査定項目

 
自動車の査定を執行するのが、昭和54年4月に制定された「中古自動車査定制度」に基づく、中古自動車査定士になります。従って、少しでも長年愛用した車を少しでも高く売却したいと考えるのであれば、それは中古自動車査定士が鍵を握ることになります。

ただし、中古自動車査定士によって、査定内容に明確な違いが生じてしまいますと、車の売却を考えるユーザーの信頼を損なってしまいます。売った車の査定価格が低く、実は他のところの方が査定価格が高かったなんて知ったらショックですよね。

そこで、査定におけるチェック項目と評価基準を設けることで、査定技能の平準化に務めています。

まず基本査定項目には、車種名と型式、初年度月日、車体色、そして過去の修理歴の5項目があります。こうした項目は、オンライン査定で入力が求められる内容と大差はありません。

この基本査定5項目からベースとなる基準価格が算出されます。そして、車の内外装の状態であったり、エンジン周りやタイヤの消耗具合など、各部品の細かなチェックが中古自動車査定士によって加えられます。

中古車の査定項目

その他にも、査定時のチェック項目として、走行距離数や定期点検の実施状況、車検の残期間に取扱説明書や常備工具等の備付け状況などがあります。

また更には、中古車にはドライバー特有のクセが染み付いてしまっていることから、一般には試乗をすることで、ハンドルやレバーの作動状況についてチェックが加えられます。

一般に、中古車の査定においては、(財)日本自動車査定協会の「中古自動車査定基準」に沿って、まずは型式や年式から基準となるベース価格が定められます。そのベース価格から、実車査定によって細かなチェックが行われ、プラス要因とマイナス要因を加味して行くことで、最終的な査定価格が決定されることになります。

従って、高い査定価格を望むのであれば、査定におけるマイナス要因を把握して、それを事前に取り除いてあげることが大切となります。とくに、査定のマイナス要因となる項目は、普段からの自動車への扱い状況で決まる要因が多くなります。

したがって、所有者がどれだけ車に愛情を注いでいたかが、最終的に車の査定価格に大きく影響することになります。例えば、日頃からの洗車でボディの状況も大きく変わってくるでしょう。

とくに、タバコやペットによる室内に染み付いた臭いであったり、小さな子どもを乗せているファミリーカーでは、シートの隅に挟まった食べかすや、シートの汚れがマイナス要因となります。

したがって、日頃からの室内の清掃も心掛け、臭いに対する対策を打っているかが、査定の際に影響を及ぼすことになります。また、取扱説明書や常備工具にスペアキーの紛失も、日常から車に気を配っていると避けることが出来るものといえるでしょう。

なお、小さなへこみなどを板金塗装で修繕を行っている場合、プロの査定士はドアの位置にまで視線を落として、光の反射を利用して修繕箇所を容易に見つけてしまいますが、へこみを放置しているよりは査定への影響は少なくなります。