バッテリー

バッテリー

 
バッテリーとは、いうまでもなく蓄電池のことです。オルタネーター(発電機)で発電された電気を貯める重要なパーツです。いまのクルマは、スターターモーターを回すことでエンジンが始動します。そのため、バッテリーは車に不可欠なものです。

バッテリーは、始動以外でも、ヘッドライトやテールランプ、ワイパーなど走行装備に必要なのはもちろん、エアコンやカーナビ、オーディオなど室内装備や電子制御されている装置など、電気を使うものが多いので必要不可欠なものです。

ガソリンエンジンは、始動させるためにはスターターモーターを回すことが必要です。そのためエンジンには、オルタネーター(発電機)が備えられています。エンジンが始動すれば、クランクシャフトの回転が伝えられたオルタネーター(発電機)で電気が作られます。電気は、さきに述べたようにさまざまな装備で使われますが、そのため使用量は一定ではなく増減します。したがって、電気を安定供給させるためには、いったんどこかに蓄えておくのが望ましい。その役割を果たすのがバッテリーだというわけです。

バッテリーは、陽極板と陰極板が、希硫酸を主成分とするバッテリ液のなかで化学反応し、電気を蓄えたり放出したりしています。バッテリー上部の両端にプラス(+)とマイナス(−)の端子と、電解液の量を点検するための6個の栓が配置されています。これは、内部が6個のセルに分割されているからです。1セル当たり2Vなので、乗用車の電圧は12Vというのがふつうです。

バッテリー

これまで、クルマの充電装置は、オルタネーター(発電機)をつねに作動させて、バッテリーをフル充電の状態に置くのが目標でしたが、これではエンジンにいつも負荷がかかり燃費の向上の点からも、改良が試みられていました。いまではコンピューターが、バッテリーの充電量を常に監視し、一定の充電量になるとオルタネーターを停止させる電子制御を行なっているクルマが増えています。

バッテリーの寿命は、2〜3年というのが普通でしょうが、なかには高価格になるものの4〜5年というのもあります。いづれにしても、ちょとしたメンテナンスを定期的に行なっていけば寿命は延びていきます。

長く乗っていると、プラスとマイナスの端子の接続部分に錆が生じたり汚れが溜まったりします。この錆や汚れが、電気の流れを悪くし、より放電を必要とするようになりバッテリーの負担を大きくし、よりバッテリーが上がりやすくなります。

また、バッテリー液は、充電中の電気分解や水分の蒸発により、少しづつ減っていく性質を持っています。バッテリー液が適正量より減ると、電極が空気中に露出して変質してしまい、あとからバッテリー液を補充しても、元に戻らなくなってしまいます。

ということで、バッテリーの点検でいちばん重要なのは、バッテリー液の残量の確認です。まだ、適正値の下限に達していなくても、こまめに補充していくと、バッテリーの寿命は延びます。なお、液量の確認は、6個の栓をすべて開けて液面を確認しましょう。液の補充は、上限の目盛りを決して超えないよう、慎重に補充しましょう。

バッテッリー液のこまめな補充と、そしてプラス・マイナス端子の6か月に1度の整備を繰り返していけば、これだけでバッテリーの寿命は大きく延びるでしょう。